かんとくのこべや【第26話】
2022年12月3日
カタールワールドカップ、日本は厳しいグループリーグを通過しました。
本当に素晴らしい結果だと思います。
でもやっとスタートラインに立ったばかりです。
そう、彼らの目標はベスト8に入ることだから。
さて、今日は日本代表を中心とし、ワールドカップを観戦して思う事に触れたいと思います。
一言であらわすと『やっぱり現場にしかわからないものがある』と言ったところです。
ワールドカップのような大きな大会になると、【予想屋】【評論家】【分析家】がたくさん現れます。
きっと皆様の中にも、この中に当てはまる方はいるかと思います。
僕自身はサッカーコーチをしていることもあり、ここには挙げませんでしたが目線は監督としてというところに偏ってしまいます。
それぞれの目を持って観戦する事自体は何も悪い事ではなく、むしろ一つの楽しみ方だと思います。
ただその持っている目、つまり思考自体は自分の持っている情報や価値観、主観といったもので構成されており、実は全くあてにならない可能性を常に秘めているのです。
なぜなら、そこには現場にしか手に入らない客観性のある事実や情報が含まれていないからです。
実際に日本代表の戦いぶり、特に選手の交代等を見ていても、個人的レベルで不思議に思うところはあっても、それが結果に繋がって行っているのが、それを証明していると思います。
僕はこの話をとあるサッカー監督の方から伺い、ずっと大切にしてきました。
誰もミスをしようと思ってする選手もいなければ、手を抜いているスタッフがいるわけありません。
文字通りボールがラインを割るまで、最後の笛が鳴るまで、正に全てをかけてその瞬間に心血を注いでいる集団です。
そんな僕達が出来る事は、ただそんな日本代表を信じて応援するしか今は出来ないのです。
次の日本戦は、英国時間で5日月曜の15:00キックオフ。
日本サッカーの歴史がまた一つ前に進むことを願い、しっかりと応援をしたいと思います。
水野嘉輝
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