かんとくのこべや【第14話】

2021年5月12日

突然ですが皆さん、たけにゃんを知っていますか?

もちろん!!と自信を持てる人は、きっとたけにゃんと時間を共有したことがある人だと思いますし、最近みかけたと思った人は、いつもご覧頂きありがとうございますですね。

 

たけにゃん↓

https://www.instagram.com/ljj_frontiers_fc/

https://www.facebook.com/381025505347358/posts/3919409681508905/?d=n

 

この度、たけにゃんがJ3所属のプロクラブ、今治FCのアカデミーに加入しました。私がLJJの監督を務めてから、恐らく初めてのプロアカデミー所属選手になったのではないかと思います。

LJJに在籍をしたのは年長児からの約1年半で、その前から幼稚園で関わりを持っていたとはいえ、トータル2年の短い期間しか時間を共有することが出来ませんでした。

 

そんなたけにゃんですが、当時はとにかく頑張り屋で手を抜く、サボるということを目にしたことがありません。相手が年長者であろうとなんだろうと、果敢に立ち向かう姿勢が今でも焼き付いており、もちろん激しいぶつかり合いで涙することも少なくありませんでした。それが、たけにゃんの持ち味であり、誰にも負けない才能の一つなんだと思います。それに加えて、笑顔が絶えなかったのもとても印象に残っています。

 

そんなたけにゃんのプレーからは、華麗さや器用さは全くイメージできません(当時は)。むしろ不器用だった印象の方が強く、ご覧になって頂いたであろう写真の面々でいうと、当時からもっとボール扱いに長けた子の方が半分以上です。それでもこうして自ら高いレベルに身を置けるようになったのは、きっとたけにゃんが純粋にサッカーや自分と向き合い続け、それに対する嘘や誤魔化しをしてこなかったことが、現在地にあるのです。

 

もちろん、ご家族の皆様や周りの友人の縁にも恵まれていったんだと思います。

二人の兄は、いつも優しくたけにゃんをサポートし、時にはピッチ上で兄の厳しさを伝えたり、いつもたけにゃんの良き兄で、良き壁となって寄り添っていたと思います。また、たかだか小学1年生になりたての子を、海外遠征に心よく送り出してくれたことからも分かるように、たけにゃんの意思に対してのご両親のサポートも忘れてはいけません。在英中や、日本での生活を通じ、きっとたけにゃんはいろいろな経験や環境の中で、自ら目標に向かって進む力を養っていったのでしょう。

 

 

子どもの自主性を育み、自己肯定感を高めることが出来る環境を作る事。子どもの成長には大切な事で、LJJのサッカー指導でも、特に大切にしている事です。大人が子どもの為と思う行動や発言の中には、実は油断すると自分主体のものを子どもに押し付けてしまっていることもあります。

私達も、今一度子どもを取り巻く環境に気を配り、たけにゃんに負けないくらいの笑顔を放つ頑張り屋さんを、増やしていければと思います。

 

これからもたけにゃんの活躍を応援します!!

 

 

 

水野嘉輝

 

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追記

いつかたけにゃんに再会した時に僕がやりたい事。

1,GKたけにゃんから、フリーキックでゴールを決める。

2,フランクフルト遠征消灯後、深夜に起きたたけにゃん謎の行動を伝える。

 

※本内容に関するご感想やご意見等は、ljj@maedagroup.co.ukまでご連絡下さい。

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