かんとくのこべや【第10話】
2021年2月4日
とうとうこべやの話も今回で第10話となります。
両コーチの記事もなかなか自分色を出してきていますので、ここではしっかりかんとくらしさもPRしていこうと思います。笑
今回は【メンタルの強さ】についてです。
メンタルが強い。
日常でも聞くと思いますし、プロスポーツの世界ではさらによく聞く言葉だと思います。では、この強さってどんなものなのでしょうか?
・折れない
・ブレない
・やり抜く
・屈しない
・諦めない
などなど、いろいろな表現や考えがあると思いますし、一般的に言えるようなことだと思います。
私もスポーツ選手含め、一線級で活躍する方何名かに聞いたことがあります。
私「そのステージに立てる、一流の人が必ず持っているものってなんですか?」
相手「メンタルの強さは確実に持っていますね。」
メンタルが強い。この強いという言葉や、そう言われる人の言動が比較的目立ちそのように見えるのか、多くの場合イメージするのはこのようなことではないでしょうか。
『直線的で剛性がある』
はい、私もそうだと思い切っていました・・・以前は。固いとか重厚感もその類かもしれません。どうしてもメンタルの話になってしまうと、何かを諦めたり断念したりした時に「心が折れる」という表現を使いがちです。この、「折れる」という言葉がさらにメンタルの強さのイメージを固定化してしまっているのではないでしょうか。
メンタル、決して折れてはいけないのです。逆を言えば、折れなければいいのです。折れなければ、次の機会は必ずやってきます。でも、折れたらそこで終わりなのです。
思い出して下さい。「柔よく剛を制す」という言葉もあります。そうです、メンタルにも『曲線的で柔性がある』タイプが確実に存在するのです。何を隠そう私も、そのようなメンタルを知り認めることが出来た時に、人の持つ強さの概念が変わった事は言うまでもありません。
なんでもそうですが、モノにはそれ独特の性質があり、それによってそのモノが成り立っています。中には複数の性質を有しているモノもありますが、それも一つです。私自身は、アイスキャンディーを溶かして食べる(飲む)人を知らなければ、カチカチでもろもろの餅が好きだという人も聞いたことがありません。メンタルも同じで、その人のタイプを理解することが出来れば、それに合ったアプローチをすることが可能です。
人が強さを求めてしまうのは、自然な事だと思います。でもその強さにもいろいろな性質があることを理解すれば、自分の持つ強さがより際立ってくるのではないでしょうか。自分自身の特性を生かした『メンタルの強さ』に、もっと自信を持っていいと思います。
最後に。
最近、剛性強めのこべやでしたので、次回は柔性全開でいきたいと思います。
水野嘉輝
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