かんとくのこべや【第5話】
2020年11月27日
なんとなく検討がついている方もいらっしゃると思いますが、昔から作文や読書感想文はとても苦手です・・・。
さて、今回は趣向を変えて、インタビューされたものを思い出し内容を抜粋して書き起こしてみます。
Q, 今まで、他のスポーツを習ったりしたことはありますか?
A, ないです。でもスポーツは何でも得意で、自分で言うのもなんですが万能タイプです。あ、でも野球のバッティングは苦手です。甲子園出身なのに。笑
Q, サッカーをしていなかったら、何のスポーツをしていると思いますか?
A, バスケットボールだと思います。野球ではなかったですね、甲子園生まれなのに。笑
Q, 好きなポジションはどこですか?
A, FWです!でも、自分の能力を生かして上を目指せるポジションはサイドバックだと思います。
Q, 好きなチームはありますか?
A, 日本国内はセレッソ大阪。なぜなら中学3年間お世話になったから。海外はACミラン。なぜなら初めて海外サッカーを現地観戦したのが、1999年3月、ACミランホームのミラノダービーだったから!
Q, 初海外サッカーが当時のセリエAでミラノダービーとはとんでもないですね。感想は?
A, とにかく圧倒されっぱなしでした。スタジアム、サポーターの雰囲気や熱気が僕を熱くしてくれましたね。それでこの国で住んでサッカーをしてみたい!!って思って、後に本当に短期留学しちゃいました。
Q, イタリア留学とはまた大胆ですね。少し話を聞かせて下さい。
A, 話せば少し長くなりますので、だいぶ短くします。笑 とにかく住んでみなければわからないというのがあったので、住んでサッカー出来れば何でもいいと思ってました。結局不思議な縁があって、中田英寿氏の活躍で有名なったペルージャの街にある、ペルージャ外国人大学のサッカー部でプレーをしました。チームからは10番任されて、勝手に日本人3人目の10番だって思ってました。笑(中田氏はパルマで、中村俊輔選手はレッジーナで)
Q, イタリアで実際にプレーしての感想をお願いします。
A, まるで門に鍵(閂)をかけたようなゴール前の固い守備、カテナチオと呼ばれる戦術は有名ですが、僕がやっていたレベルでは正直あまり感じませんでした。10番を背負った僕のことを、きっと相手はひょろひょろのアジア人がサッカーなんかできるのかって思っていたと思います。そんな目でしたから。それを切り裂いていくのがかなり心地よかったです。
Q, そのイメージはありそうですね。サッカー全般の話に戻ります。今までで印象に残っている試合はありますか?
A, そうですねー、選手としては自分が勝利を決定づけたゴールや勝ち負けはともあれスーパーゴールを決めた試合、それに強い相手に勝った試合は何となく残っています。
Q, では指導者としては?
A, そっちの方がいろいろありますね。一つ強く印象に残っている試合をあげれば、母校のコーチとして高校の部活に携わっていた時です。監督は前の試合のレフリーで、僕がアップを任されておりました。僕はアップが十分に出来る面積のところを確保したのですが、隣でアップをしてた別の高校がうるさくて・・・。逆にそれを利用しようと、選手には負けない声でいこうと気持ちを高めさせて、随分盛り上がったアップが出来たこと、個人的な手応え十分で試合に送り出しました。
Q, そうなんですね。もちろん試合の結果もばっちりと勝利?
A, といきたかったんですがその試合に負け、選手は引退しました。そして監督にはこうも言われました。「お前のアップが悪かったと。」
Q, 盛り上がったのにですか!!?
A, そうですね。監督に言われたのは、アップは自分達の空間を作り上げ、気持ちと身体の準備をする場所だと。だから、アップの面積よりも、周りの空間の方が大事だと。
Q, 奥が深い・・・。
A, その話は本当に衝撃受け、ハッとしました。気づいた時には、選手に申し訳ないやら、悔しいやら情けないやらで、涙してましたよ。でも、そういった経験も今に繋がっています。LJJの保護者様ならもしかすると、僕がやたら試合前のアップで子ども達とポツンと離れたところや、隅っこに行きがちなのをご存知かもしれません。実は、この経験から来ているんですよ、子ども達の空間を作り上げる為に。
Q, 何事も経験ですね。
A, 本当にその通りだと思います。どんな事にも付きまとうであろう結果の、本当の良し悪しは数字のままとは限らないと思っています。例えば、試合に負けて気づく事がある。数字上の結果は負けているが、それを経験した子達が内面の部分で気づき成長したことがあれば、結果としては良かったともとれます。僕はおとなしいですが関西人なので、何かを損した、損だと感じる状態で終わらせたくないのです。損したこと、損する方法を知ったことが、今回得した事だみたいな。笑
Q, ひねくれてますね。笑 あ、時間が迫って来ましたね。ところでサッカーの魅力って何ですか?
A, ともとれますし、往生際が悪いだけかもしれません。サッカーの魅力はボール一つあれば、遊べることでしょうか。世界中、誰とでも仲良くなれて心が通じ会えるのもいいですね!!
Q, それはサッカーする人みんな言いますね。でもそれくらい魅力的なものには間違いないですね。最後に、監督にとってサッカーとは?
A, すいません、これもありがちかもですが・・・人生です。
Q, その理由は?
A, こんな僕ですが、思考の大部分をサッカーが占拠している状態で、人生の半分以上を過ごしています。その思考を持って行動した結果が、今の僕の環境だと思います。たくさんの友人や妻に出会ったのも、サッカー中心で過ごしてきた人生で出会った人達がほとんどです。なので、やっぱり僕にとっての人生そのものなんだなと。あ、あと少しだけ補足させて下さい。人生を豊かにする、最強のコミュニケーションツールでもあると思います!!
といった内容となりました。楽しんで頂けたでしょうか?
今回のインタビュアーはリトル水野に行ってもらいましたが、もし僕にインタビューをおこなってみたい方がいらっしゃれば、ご遠慮なく仰って下さい。
え?リトル水野は誰か?
思い出して下さい。
かんとくのこべや、そのイメージは一人でいる書斎ですよ・・・。笑
水野嘉輝
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